転職

転職の志望動機の書き方|「今がつらいから」を伝わる形にする例文集

契約
Kasai
※本記事はプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。 当サイトは広告収益を得て運営していますが、内容は中立な視点で、メリットだけでなく注意点も併せて解説しています。

志望動機を書こうとして、手が止まる。

「本当の理由は、今がつらいからなんだけど。」

そう思っている方に向けて書きます。

志望動機の例文を検索すると、たいてい立派な内容が出てきます。
「貴社の理念に共感し」「◯◯の分野でさらに成長したいと考え」——でも、実際の気持ちはそこにない。

それは、あなたが不真面目だからではありません。

転職を考える理由の多くは、「今の場所を離れたい」です。

  • 夜勤で体が壊れた。
  • 残業が終わらない。
  • 人間関係が限界。

それが出発点であることは、まったく普通のことです。

この記事では、その気持ちを、そのまま伝わる形にする方法を書きます。
嘘の志望動機を作る必要はありません。

先に結論
・志望動機は、「不満」から作れます
・型は「避けたいこと → 求めるもの → だからこの会社」
・嘘をつかなくて大丈夫です。 順番と言い方を変えるだけ
・「なぜ辞めたか」と「なぜこの会社か」は、別の質問です


まず、志望動機で見られていること

採用する側が知りたいのは、熱意の量ではありません。

見ているのは、この2つです。

  1. うちで、続けられそうか
  2. うちである理由があるか

①が特に大事です。
採用にはお金も時間もかかるので、すぐ辞められるのが一番困るからです。

だから、「情熱があります」より「この条件なら続けられます」のほうが、実は伝わります。

そして②は、「どこでもいいのでは」と思われないため。
ただ、ここも大げさな理由はいりません。

「この条件が自分に合っている」で十分です。

立派な志望動機を作ろうとするから、手が止まります。
実際に必要なのは、もっと地味なものです。


【核心】不満から、志望動機を作る4ステップ

やることは、順番を組み替えるだけです。
5分で作れます。

ステップ1:不満を、正直に書き出す

まず、紙に書きます。
誰にも見せないので、そのままの言葉で構いません。

  • 夜勤で体が壊れた
  • 残業が月80時間あった
  • 上司の詰め方がきつかった
  • 何年やっても給料が上がらなかった
  • 人が足りなくて、いつも回っていなかった

この時点では、後ろ向きでいいです。

ステップ2:それを「求めるもの」に言い換える

不満は、裏返すと「求めるもの」になります。

不満求めるもの
夜勤で体が壊れた生活のリズムを保てる働き方
残業が月80時間業務量が管理されている環境
上司の詰め方がきつい相談しながら進められる体制
給料が上がらない評価の基準がはっきりしている仕組み
人が足りない必要な人員が配置されている職場
仕事の意味が分からない自分の仕事の結果が見える環境

同じことを言っているのに、向きが変わります。

ここが、この記事でいちばん大事な部分です。
嘘はついていません。

「夜勤がつらい」と「生活リズムを保ちたい」は、同じ事実の表と裏です。

ステップ3:応募先の、どこが合うかを探す

求人票を、もう一度読んでください。
ステップ2で書いた「求めるもの」に、当てはまる部分を探します。

  • 「生活リズムを保てる働き方」
    • → 日勤のみ、シフト固定
  • 「業務量が管理されている」
    • → 残業月◯時間以内、みなし残業なし
  • 「相談しながら進められる」
    • → チーム制、指導担当がつく
  • 「評価の基準がはっきり」
    • → 評価制度の記載、資格手当

求人票に書いてあることで構いません。
面接で確認した内容でも大丈夫です。

ここが見つからない場合は、そもそも応募先が合っていない可能性があります。
それも大事な発見です。

ステップ4:3つをつないで文にする

この順番で並べます。

  1. これまでの経験(事実)
  2. そこから求めるようになったもの
  3. 御社のこの部分が合っている

これだけです。


そのまま使える、志望動機の型

基本の型はこれです。

前職では【経験した仕事】に◯年間従事してきました。
その中で、【求めるようになったもの】が、長く働くうえで大切だと考えるようになりました。
御社は【求人票や面接で確認した具体的な部分】と伺っており、その環境であれば力を発揮できると考え、応募いたしました。
これまでの【活かせる経験】を活かして、貢献したいと考えています。

4行です。

これ以上長くする必要はありません。


状況別の例文

自分に近いものを、事実に置き換えて使ってください。
そのまま丸写しはしないでください。

深掘りされたときに崩れます。

① 夜勤・シフト勤務がつらい場合

前職では病棟看護師として3年間勤務し、夜勤を含む交代制で働いてきました。
患者さんと丁寧に関わりたいと考えて働くなかで、継続して働ける勤務体制が、結果的にケアの質にもつながると考えるようになりました。
貴社は日勤のみの体制で、一人ひとりの利用者さんと長く関わる方針と伺っております。
その環境であれば、これまでの経験を活かして落ち着いて向き合えると考えました。

② 残業が多すぎた場合

前職では法人営業として5年間、新規開拓を中心に担当してきました。
業務量が多い時期が続くなかで、成果を出し続けるには、持続できる働き方が必要だと考えるようになりました。
貴社は業務量の管理体制が整っており、残業も月20時間程度と伺っております。腰を据えて成果を積み上げていける環境だと感じ、応募いたしました。

③ 人間関係がつらかった場合

前職では販売職として、店舗運営全般に携わってきました。
業務を進めるなかで、情報を共有しながらチームで進める働き方のほうが、自分は力を発揮できると気づきました。
貴社は少人数のチーム制で、相談しながら業務を進める体制と伺っております。
その働き方であれば、これまでの接客経験を活かせると考えました。

④ 評価や給与に納得できなかった場合

前職では製造業で、品質管理を4年間担当してきました。
業務に取り組むなかで、成果や資格が評価に反映される仕組みのある環境で働きたいと考えるようになりました。
貴社は資格取得の支援制度があり、昇給の基準も明確と伺っております。
長期的に力をつけていける環境だと感じ、応募いたしました。

⑤ 未経験の分野に応募する場合

前職では飲食店で3年間、接客と店舗運営に携わってきました。
忙しい時間帯に複数の作業を同時に進めるなかで、段取りを組んで効率よく進めることに手応えを感じるようになりました。
貴社の◯◯業務は、優先順位をつけながら正確に進めることが求められると伺っております。
未経験ではありますが、これまでの経験を活かして取り組みたいと考えております。

⑥ ブランクがある場合

体調を崩したことをきっかけに、一時的に仕事から離れておりました。
療養する期間を経て、無理なく続けられる働き方を選ぶことの大切さを実感しました。
現在は回復しており、就業に問題ないことを確認しています。
貴社は勤務時間が固定されており、段階的に業務に慣れていける体制と伺っております。
その環境であれば、長く働けると考え応募いたしました。

⑦ 何がしたいか、まだ固まっていない場合

「やりたいことがない」まま書く方法もあります。

前職では事務職として、伝票処理と電話対応を中心に担当してきました。
正確に作業を進めることは苦にならず、期限を守って着実に進める仕事に向いていると考えています。
貴社の◯◯業務は、正確さと期限管理が求められると伺っております。
これまでの経験を活かして、確実に業務を進めていきたいと考えております。

「情熱」を語らなくても、志望動機は成立します。

「向いている」「続けられる」で十分です。


やってはいけない、4つの書き方

① 前の職場を批判する

これが一番多い失敗です。

「前の会社は残業が多く、社員を大切にしていませんでした」——事実だとしても、書かないでください。

読む側は、こう感じます。
「うちでも同じように言うのでは」

批判ではなく、求めるものとして書く。

それがステップ2の作業です。

② 待遇だけを理由にする

「給与が高いため」「休みが多いため」——これだけだと、条件が良ければどこでもいい人に見えます。

待遇に触れるのは構いません。
ただし、「なぜその条件が必要なのか」まで書いてください。

「前職では体調を崩した経験があり、継続して働ける勤務体制を重視しています」——この形なら、理由がある要望になります。

③ 大げさに盛る

「貴社の理念に深く共感し」「創業以来の歩みに感銘を受け」——本当にそう思っているなら構いません。

でも、思っていないことを書くと、面接で崩れます。
「どの部分に共感されましたか」と聞かれて答えられないからです。

盛らないほうが、結果的に安全です。

④ どの会社にも使える内容にする

「成長できる環境で働きたい」「人の役に立つ仕事がしたい」——間違ってはいませんが、どこにでも出せます。

必ず1つは、その会社の具体的な部分を入れてください。
求人票に書いてあることで構いません。


面接で深掘りされたときの備え

書いた志望動機は、面接で必ず掘られます。
ここで崩れる人が多いので、備えておいてください。

よく聞かれる3つ

「なぜ、同業他社ではなく当社なのですか」

正直に、条件で答えて構いません。

「同じ職種で複数拝見しましたが、御社は◯◯という点で、私が重視している条件に一番合っていると感じました。」

「他社も見ています」と言って問題ありません。
むしろ、比較したうえで選んだほうが説得力があります。

「うちで何がしたいですか」

大きなことを言う必要はありません。

「まずは業務を早く覚えて、任せていただける範囲を広げていきたいと考えています。その先は、◯◯の分野で役に立てるようになりたいです。」

足元の話から始めるほうが、現実的に聞こえます。

「前職の不満は何でしたか」

ここで批判を始めないでください。
事実を簡潔に述べて、学びで締めます。

「勤務体制が体力的に厳しく、継続が難しいと判断しました。この経験から、長く働くには勤務条件の確認が必要だと考えるようになりました。」

この質問への答え方は、志望動機と一貫させてください。
志望動機で「生活リズムを重視」と書いたなら、退職理由もそこに合わせます。

ズレていると、作った話だと思われます。


履歴書と面接で、書き分ける

同じ内容でも、場所によって長さが変わります。

  • 履歴書の志望動機欄:3〜4行に収めます。
    • 前に書いた型を、そのまま使えます。
  • 面接で口頭:1分程度。
    • 書いた内容を、少しやわらかく話します。
      文章を暗記して読み上げると不自然になるので、要点だけ覚えて、その場の言葉で話してください。
  • 職務経歴書:志望動機は必須ではありません。
    • 自己PRの最後に一言添える程度で十分です。

一人で書くと、たいてい行き詰まります

ここまで手順を書いてきましたが、正直なところ、一人で完成させるのは難しいです。

理由は2つあります。

  • ① 自分では、伝わるかどうか分からない
    • 書いた本人には、その内容が自然に見えます。
      自分の経験には慣れているからです。
      でも、読む側にどう聞こえるかは、外から見ないと分かりません。
  • ② 落ちても、理由が分からない
    • 書類で落ちても、「志望動機が弱かった」とは教えてもらえません。
      だから、同じ書き方で応募を続けて、落ち続けることになります。

だから、誰かに見てもらってください。

転職エージェントの担当者に見てもらうと、次のことができます。

  • 「その書き方だと、こう受け取られます」という指摘がもらえる
  • 応募先ごとに、どこを強調すべきかを調整してもらえる
  • 面接での深掘りを、実際に練習できる

特に3つ目が大きいです。
志望動機は、書いて終わりではありません。
面接で掘られたときに崩れなければ、初めて完成します。

そして、辞めたい本当の理由を、担当者には正直に伝えてください。
「上司がきつかった」「夜勤で体が壊れた」——そのままで大丈夫です。

その内容が応募先の会社に伝わることはありません。
正直に伝えるほど、精度の高い志望動機が作れます。

経歴に自信がない20代なら、既卒・フリーター・中退・高卒も対象にしている第二新卒エージェントneoが使いやすいサービスです。

書類の作り込みに時間をかける設計です。

📱 志望動機を一緒に作ってもらう:第二新卒エージェントneo(無料)

※18〜29歳対象。まだ何も書けていない状態でも、面談は受けられます。
くわしくは第二新卒エージェントneoの評判を検証した記事にまとめています。


職種別|使いやすい材料

自分の分野に近いものを見てください。

看護・介護・保育などの場合

資格職は、志望動機が作りやすい分野です。

理由は、「なぜこの仕事を選んだか」がすでに説明できるからです。
資格を取った時点で、その意思は示されています。

だから、「なぜこの職場か」だけを考えれば足ります。

使いやすい材料:

  • 施設の種類による違い(病棟から施設へ、施設からデイサービスへ など)
  • 利用者・患者との関わり方(じっくり関わりたい、在宅を支えたい など)
  • 勤務体制(日勤のみ、夜勤の回数、シフトの固定)

例:

前職では急性期病棟で3年間勤務してきました。
短期間で入退院される方が多いなかで、一人の方と長く関わりながら支えていく働き方に関心を持つようになりました。
御社は在宅での支援を中心とされており、継続的に関わる体制と伺っております。これまでの経験を活かして取り組みたいと考えております。

「夜勤がつらい」が本音でも、こう書けます。
嘘ではなく、同じ事実の別の面です。

営業職の場合

数字の話に寄せすぎないほうが、うまくいくことがあります。

使いやすい材料:

  • 商材の違い(単発の販売から、長く関わる商材へ)
  • 顧客との関わり方(新規開拓中心から、既存顧客の支援へ)
  • 評価の仕組み(個人の数字だけでなく、チームでの成果)

「詰められるのがつらい」が本音の場合は、こう書けます。

個人の目標達成が最優先される環境で働くなかで、お客様と長期的な関係を築くことが、結果的に成果につながると考えるようになりました。

事務・オフィスワークの場合

「地味な仕事」と思われがちですが、書ける材料は多いです。

使いやすい材料:

  • 正確さや期限を守ることへの姿勢
  • 扱う書類や業務の範囲
  • サポートする対象(誰を支える仕事か)

「仕事の意味が分からなかった」が本音の場合:

業務に取り組むなかで、自分の作業が誰の役に立っているのかが見える環境で働きたいと考えるようになりました。

未経験の分野に応募する場合

「なぜこの分野なのか」を、実体験から書いてください。

憧れや将来性だけだと、深掘りで崩れます。
小さな経験で構いません。

前職で手作業だった集計を、自分で調べて効率化したことがありました。その経験から、仕組みで問題を解決する仕事に関心を持つようになりました。

「Excelの関数を工夫した」「手順書を作り直した」レベルで十分です。
大事なのは、憧れではなく自分の体験から始まっていることです。


よくある質問

Q. 本当の理由が「今がつらいから」でも大丈夫ですか?
大丈夫です。
そこを出発点にして構いません。
ただし、そのまま書くのではなく、「求めるもの」に言い換えてください。
嘘をつくわけではなく、向きを変えるだけです。

Q. 志望動機は何行くらい書けばいいですか?
履歴書なら3〜4行が目安です。
長く書けばいいものではありません。
要点が伝わることのほうが大事です。

Q. 例文をそのまま使ってもいいですか?
そのままは避けてください。
面接で深掘りされたときに、自分の言葉でないと答えられません。
事実を自分のものに置き換えてください。

Q. 「給料が高いから」という理由は書けませんか?
書き方次第です。
「なぜその条件が必要なのか」まで添えると、理由のある要望になります。
条件だけを並べると、どこでもいい人に見えます。

Q. 未経験の分野で、書くことがありません。
前の仕事の経験を、応募先で使える形に置き換えてください。
「接客3年」ではなく「相手の要望を聞き取る経験が3年」と書くと、別の職種でも通じます。

Q. 会社について、詳しく調べる必要がありますか?
求人票に書いてあることで十分です。
企業理念を暗記する必要はありません。
「この条件が自分に合っている」という具体的な部分を1つ入れてください。

Q. 複数の会社に応募する場合、書き分けが大変です。
前半(経験と求めるもの)は共通で構いません。
後半の「御社のこの部分」だけ、応募先ごとに変えれば十分です。

Q. 面接で志望動機を聞かれなかった場合は?
無理に切り出す必要はありません。
逆質問の時間などで、自然に触れられれば十分です。

Q. 体調を崩したことは、書くべきですか?
回復していて、再発を防ぐ見通しを語れるなら、伝える選択肢があります。
詳しく書く必要はありません。
「現在は回復しており、就業に問題ないことを確認しています」で十分です。

Q. 何を書いても嘘っぽくなってしまいます。
盛りすぎている可能性があります。
「情熱」や「共感」を無理に入れず、「向いている」「続けられる」という書き方に変えてみてください。
そのほうが自然に読めます。

Q. 転職回数が多い場合、志望動機はどう書けばいいですか?
これまでの経験に共通するものを1つ見つけて、それを軸にしてください。
「毎回違う理由で辞めた人」ではなく、「試行錯誤して、必要な条件が分かった人」として書けます。


まとめ|嘘をつく必要はありません

整理します。

  • 志望動機で見られているのは、「続けられそうか」と「うちである理由」
  • 不満から作れます。 裏返して「求めるもの」に言い換える
  • 型は「経験 → 求めるもの → 御社のこの部分」の3つ
  • 前の職場を批判しない。 待遇だけを理由にしない
  • 盛らない。 面接で深掘りされたときに崩れます
  • 志望動機と退職理由は、一貫させる
  • 書けたら、誰かに見てもらう

「立派な志望動機がないから、転職できない」ということはありません。

今の場所を離れたい。
それは、十分な出発点です。

そこから「では、次はどういう場所がいいのか」を考えれば、志望動機になります。

必要なのは、熱意を作ることではなく、自分の状況を整理することです。


書類作成に疲れてしまった方へ

当サイトでは、無料の「ストレス解消ブック」をプレゼントしています。
メール登録だけで受け取れます。

志望動機を考え続けていると、「自分には語れることがない」という気持ちになってきます。
それは能力の問題ではなく、消耗しているサインかもしれません。

📩 無料のストレス解消ブックを受け取る(メール登録)

どのサービスが自分に合うかは、20代・未経験の転職エージェント比較で整理しています。

ABOUT ME
Geldライター:Kasai
Geldライター:Kasai
ストレス発散道場 編集部|人事・採用経験のある経営者ライター
仕事がつらいのは、あなたが甘いからではありません。 書いているのは、上場企業グループで法人営業と人事・採用(研修設計/採用面接/労務・リスク管理)を経験し、現在は会社経営者として組織を率いている人間です。「辞めたい」と切り出す側と、それを受ける側。その両方の席に座ってきました。 ストレス発散道場(運営:株式会社Geld)では、退職・転職・働き方から、眠りや運動などのセルフケアまでを発信しています。退職代行や労働法の情報は、民法・労働基準法などの条文や公的機関の一次情報にあたり、正確さを最優先に。読み終えたとき、肩の力が少し抜けている——そんな記事を目指しています。
記事URLをコピーしました