転職エージェントの断り方|途中でやめる・合わない担当者への例文集
- 紹介された求人が合わない。
- 連絡が多くて疲れた。
- 内定は出たけれど、承諾する気になれない。
- 担当者との相性が良くない。
断りたいのに、断りにくい。
これは、エージェントを使っている人の多くがぶつかる場面です。
理由ははっきりしていて、「無料でサポートしてもらっている」という負い目があるからだと思います。
時間を割いてもらった、書類を添削してもらった、面接を調整してもらった——そう考えると、断ることが申し訳なく感じられます。
ですが、断ることは失礼でも裏切りでもありません。
そして、断っても何も起きません。
違約金もペナルティもありません。
途中でやめても、選考の最中でも、大丈夫です。
もし気が変わったら、また登録し直すこともできます(条件はサービスによります)。
「一度断ったら二度と使えない」ということは、基本的にありません。
転職は人生の選択であって、断る権利は最初からあなたにあります。
エージェント側も、断られること自体は日常的に起きる想定内の出来事です。
この記事では、場面ごとの例文をそのまま使える形で用意しました。
そして最後に、断りたい理由から見える「次にどうすべきか」も整理します。
そもそもエージェントを使うのをやめたい方は、転職エージェントを使わない方がいい人に、使わずに転職する方法をまとめています。
断り方より、そっちが答えかもしれません。
この記事の内容
・求人・選考途中・内定・退会の4場面の例文
・角が立たない伝え方の3つの原則
・引き止められたときの対処
・「断りたい」の理由が、担当者との相性なのかサービスの問題なのかの切り分け
断るときの、3つの原則

例文の前に、共通する原則を押さえてください。
これを守れば、細かい言い回しはあまり重要ではありません。
原則1:早く伝える
最も重要です。
迷っている時間が長いほど、企業もエージェントも動いてしまいます。
面接日程が組まれる、社内で調整が進む、他の候補者が見送られる——遅れるほど、断ることの影響が大きくなります。
「もう少し考えてから」が、結局いちばん迷惑をかけます。
決めた時点で、その日のうちに伝えるくらいで構いません。
「今日中に送る」と決めてしまうのがコツです。
明日にすると、たいてい明後日になります。
原則2:理由は簡潔に、正直に
長い言い訳は要りません。
ただし、まったく理由を言わないと、担当者は次の提案の精度を上げられません。
一言で十分です。
「残業時間が希望と合いませんでした」「勤務地が通える範囲を超えていました」——この程度で、担当者は理解します。
そして、嘘の理由は避けてください。
「家庭の事情で」と言っておいて実は条件が不満だった場合、次に同じ条件の求人が来ます。
正直に言うほうが、結果的に自分のためになります。
原則3:感謝を一言添える
形式的でも構いません。
「ご紹介いただきありがとうございました」の一文があるだけで、その後のやり取りが円滑になります。
ただし、過剰に謝る必要はありません。
「本当に申し訳ございません」を繰り返すと、かえって話が長くなり、引き止めの余地を与えます。
簡潔に、丁寧に、明確に。
これが最も伝わります。
LINEで断ってもいいの?
最近のエージェントは、LINEでやり取りすることが多いです。
とくに20代向けのサービスは、面談の日程も求人の紹介も、全部LINEで来ます。
その場合、断るのもLINEで大丈夫です。
わざわざメールを探して送る必要はありません。
LINEの例文は、短くていいです
メールの文面をそのままLINEに貼ると、重すぎます。
普段のやり取りと同じくらいの長さで送ってください。
求人を断る場合
お世話になっております。
ご紹介いただいた△△社ですが、今回は見送らせていただきます。
残業時間が希望と合わないと感じました。
引き続きよろしくお願いいたします。
選考を辞退する場合
お世話になっております。
△△社の選考ですが、辞退させていただきたいです。
日程を調整いただいた後で申し訳ございません。
先方にもお詫びをお伝えいただけますと助かります。
利用をやめる場合
お世話になっております。
今回は自分のペースで進めることにしましたので、いったんサポートを終了させていただきます。
ご対応いただきありがとうございました。
LINEだと、こうなりやすいので注意
- ① 既読がついて、すぐ返信が来ます
- メールと違って、断った直後に引き止めが来ることがあります。
- その場で返さなくて大丈夫です。
落ち着いてから返せばいいです。
- ② 短すぎると、そっけなく見えます
- 「今回は見送ります」だけだと、少し冷たい印象になります。
- 一言お礼を足すだけで、印象が変わります。
- ③ 内定辞退だけは、LINEじゃないほうがいいです
- これだけは電話にしてください。
- とくに、承諾したあとの辞退です。
企業に大きな影響が出るので、LINEで済ませる場面ではありません。
電話が苦手な人へ
「電話で伝えるべき場面」でも、電話が本当に無理な人はいます。
その場合は、こうしてください。
まずLINEかメールで送る。
そのあと「お電話でもご説明したほうがよければ、ご連絡ください」と添える。
これで、放置したことにはなりません。
担当者から電話が来たら、そのときに話せば大丈夫です。
【場面1】紹介された求人を断る
最も頻度が高い場面です。
気軽に断って大丈夫です。
合わない求人に応募するほうが、お互い時間の無駄になります。
複数のサービスを使っている方は、転職エージェントの複数登録は何社まで?も見ておいてください。
同じ会社に2社から応募してしまうと、断るどころの話ではなくなります。
例文A:条件が合わない場合
◯◯様
お世話になっております。
◯◯です。ご紹介いただいた株式会社△△の求人ですが、今回は見送らせていただきます。 業務内容には魅力を感じたのですが、残業時間が希望と合わないと判断いたしました。
引き続き、月◯時間程度までの求人を中心にご紹介いただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。
ポイント:断るだけでなく、次の希望条件を添えること。これで次回の紹介精度が上がります。
例文B:職種・業界が違う場合
ご紹介ありがとうございます。
恐れ入りますが、今回の求人は応募を見送らせていただきます。
営業職ではなく、事務系の職種を中心に検討しております。条件の擦り合わせが不十分だったかもしれません。
改めて希望をお伝えしますので、ご相談させていただけますでしょうか。
ポイント:方向性がずれている場合は、断ると同時に軌道修正の場を作るのが有効です。同じズレが繰り返されるのを防げます。
例文C:理由を詳しく言いたくない場合
ご紹介いただきありがとうございました。
検討いたしましたが、今回は応募を見送らせていただきます。
引き続きよろしくお願いいたします。
ポイント:これでも十分です。理由の説明は義務ではありません。
【場面2】選考の途中で辞退する|面接前・面接後

書類は出したが面接前に気が変わった、一次面接を受けて合わないと感じた——この段階の辞退は、早さが特に重要です。
例文:面接前の辞退
お世話になっております。
◯◯です。株式会社△△の選考についてご相談です。
検討を重ねた結果、今回は選考を辞退させていただきたく存じます。日程を調整いただいた後のご連絡となり、申し訳ございません。
先方にもお詫びをお伝えいただけますと幸いです。
例文:面接後の辞退
先日は面接の機会をいただき、ありがとうございました。
面接を通じて業務内容を詳しく伺った結果、自分の希望する働き方と異なる部分があると感じ、辞退させていただきたく存じます。
貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、申し訳ございません。
ポイント:面接後の辞退は、「面接を受けたからこそ分かった」という文脈にすると自然です。
実際そのとおりですし、企業側にも納得されやすい理由です。
そして、辞退の連絡は電話でもメールでも構いません。
ただし、選考が翌日など差し迫っている場合は、電話のほうが確実です。
メールが読まれない間に日程が動くのを防げます。
面接で何を聞かれるか不安で辞退を考えているなら、面接の頻出質問と逆質問リストを先に見てみてください。
受けてから判断しても、遅くありません。
【場面3】内定を辞退する

ここは、他の場面と扱いが違います。
慎重に進めてください。
内定承諾前の辞退
この段階なら、辞退は問題ありません。
内定は「入社してもよい」という企業の意思表示であり、承諾するまでは労働契約が成立していないと考えるのが一般的です。
お世話になっております。
◯◯です。株式会社△△より内定のご連絡をいただき、ありがとうございました。
慎重に検討いたしましたが、他社の内定を承諾することにいたしましたので、今回は辞退させていただきます。
選考の調整や面接対策など、多くのサポートをいただいたにもかかわらず、このような結果となり申し訳ございません。
ご尽力に感謝申し上げます。
ポイント:他社に決めた場合、そう伝えて構いません。
曖昧にすると「条件を交渉すれば残ってもらえるのでは」という展開になり、話が長引きます。
内定承諾後の辞退
ここは注意が必要です。
内定を承諾すると、労働契約が成立したと解されるのが一般的です。
そのうえで、労働者側から契約を解約すること自体は可能とされていますが、入社直前の辞退は、企業側の採用活動に大きな影響を与えます。
実務上、損害賠償が実際に請求されるケースは限定的とされますが、「だから何をしても大丈夫」という話ではありません。
個別の事情によって判断が分かれる領域なので、トラブルになりそうな場合は、労働局の相談窓口や専門家に相談してください。
現実的な対応としては、次の3点です。
- 決めた時点で、すぐ連絡する。
- 1日でも早いほうが、企業の被害は小さくなります
- 電話で直接伝える。
- メールだけで済ませるのは避けてください
- 理由を簡潔に説明し、謝罪する。
- ここは形式ではなく、実際に迷惑をかけているので誠実に
このたびは内定をいただき、また承諾のご連絡をした後でのご相談となり、誠に申し訳ございません。
家族と改めて相談した結果、現在の状況では入社が難しいという結論に至りました。
貴社にご迷惑をおかけすることを承知のうえでのお願いとなり、大変申し訳ございません。
そして最も重要なのは、承諾前に十分検討することです。
「とりあえず承諾しておいて後で考える」という進め方が、この事態を招きます。
承諾の返答期限は交渉できるので、迷っているなら「◯日まで待っていただけますか」と伝えてください。
転職先が決まって、これから退職を伝える方は、内定承諾と退職交渉はどっちが先かに順番をまとめました。
承諾のタイミングを間違えると、条件交渉ができなくなります。
【場面4】途中で断る|エージェントの利用をやめたいとき

転職活動を終了した、他社に決まった、今は転職しないことにした——この場合も、連絡は必要です。
例文A:他社で決まった場合
お世話になっております。
◯◯です。このたび、別のルートで内定をいただき、転職先が決まりました。
つきましては、サポートを終了していただきたくご連絡いたしました。面談や書類の添削など、丁寧にご対応いただきありがとうございました。
例文B:転職活動そのものをやめる場合
お世話になっております。
検討の結果、現職に留まることにいたしました。
つきましては、今回の転職活動を終了させていただきます。ご相談に乗っていただき、ありがとうございました。
転職をやめる判断も、普通にアリです。
転職した方がいいサインの見極め方に、いま動くべきかどうかの判断軸を書いています。
選択肢を知ったうえで残るのは、何もせずに残るのとは全然違います。
担当者と合わないときの断り方
合わない担当者に当たることは、普通にあります。
相性の問題なので、どちらが悪いという話でもありません。
まず、これは担当者の問題か、サービスの問題か
ここを分けてください。
答えが変わります。
| こういうとき | 問題は | やること |
|---|---|---|
| 紹介される求人は悪くないが、話し方が合わない | 担当者 | 担当変更を頼む |
| 連絡が多すぎる/返信が遅い | 担当者 | 担当変更、または連絡の頻度を指定 |
| 何度言っても希望とずれた求人が来る | 担当者 or 条件の伝え方 | 一度、条件を整理し直す |
| そもそも紹介できる求人が少ない | サービスの取扱範囲 | 別のサービスへ |
上3つなら、退会しなくて済みます。
担当変更の頼み方
言いにくいと思いますが、これで通ります。
「恐れ入りますが、別の方にご担当いただくことは可能でしょうか。」
理由は言わなくていいです。
聞かれたら「相性の問題だと思います」で足ります。
多くのサービスに、担当変更の窓口があります。
担当者本人に言いづらいなら、サイトの問い合わせフォームからでも申し込めます。
そして、失礼じゃありません。
サービス側からしても、合わない担当者のまま退会されるより、変えて続けてもらうほうがいいからです。
それでもやめたい場合
理由を正直に言う必要はありません。
お世話になっております。
今回は自分のペースで進めることにいたしましたので、いったんサポートを終了させていただきます。 ご対応いただきありがとうございました。
「担当者が合わないので」とは書かなくていいです。
「自分のペースで進める」という言い方で、角を立てずに終われます。
「エージェントは使えない」と決める前に
担当者1人と合わなかっただけで、エージェントという手段そのものを諦める人がいます。
でも、担当者の質はかなりバラつきます。
1人目が合わなかったからといって、次も同じとは限りません。
そして、そもそも対象条件が合っていないサービスを使っていた、というケースも多いです。
「やめる」じゃなくて「いったん止める」もできます
これ、意外と知られていません。
退会しなくても、「しばらく連絡を止めてください」と言えます。
こういうときに使えます
- 今は仕事が忙しくて、転職活動どころじゃない
- 体調を崩していて、動けない
- 他のサービスを先に試したい
- 転職するかどうか、もう一度考えたい
どれも、「やめる」ほどではないけど「このままは無理」という状態です。
伝え方
お世話になっております。
しばらく転職活動を休止したいので、求人のご紹介をいったん止めていただけますでしょうか。 再開する際は、こちらからご連絡いたします。
これだけです。
「いつまで」を言う必要はありません。
決まっていないなら、決まっていないでいいです。
なんで、これがいいのか
一度退会すると、再登録が面倒です。
経歴の入力も、面談も、もう一度やることになります。
同じ話をまたするのは、けっこうしんどいです。
止めておけば、再開するときは「再開したいです」の一言で済みます。
そして、断る心理的なハードルも低いです。
「やめます」より「ちょっと止めてください」のほうが、言いやすいと思います。
迷っているなら、まず止めてください。
やめるのは、あとからでもできます。
引き止められたときの対処

断りを伝えると、引き止められることがあります。
パターンは決まっているので、想定しておけば動揺しません。
「他にも良い求人がありますので、もう少し見てみませんか」 サービスを続ける気がないなら、「ありがとうございます。ただ、今回は終了させていただきます」と繰り返すだけで十分です。
理由を追加で説明する必要はありません。
「もう一度、条件を整理し直しませんか」 サービス自体に不満がないなら、応じる価値はあります。
紹介がずれていた原因が、条件の伝え方にあった可能性もあるからです。
一方、担当者との相性が問題なら、担当変更を申し出るほうが早いです。
「なぜ辞退されるのか、詳しく教えていただけますか」 理由の説明は義務ではありません。
簡潔に一言伝えて、それ以上は答えなくて構いません。
連絡が続く場合:明確に終了を伝えたのに連絡が続く場合は、メールで書面として残る形で意思表示してください。
それでも改善しない場合、各サービスの問い合わせ窓口に直接連絡する方法があります。
職場のほうで引き止めに遭っている方は、退職の引き止めがしつこいときの対処法へ。
パターン別の断り方をまとめています。
【本題】「断りたい」の理由から、次を考える

ここからが、この記事で最も伝えたい部分です。
断りたい理由を分類すると、次に何をすべきかが見えてきます。
| 断りたい理由 | 問題の所在 | 次にすべきこと |
|---|---|---|
| 紹介求人がずっと希望とずれている | 条件の伝え方、またはサービスの取扱範囲 | 条件を再整理する。改善しなければ別サービスへ |
| 担当者の対応が合わない | 担当者個人 | 担当変更を申し出る。退会は早い |
| 連絡が多すぎる | 連絡設定 | 「メールのみ」「週1回」と指定する |
| 紹介できる求人がないと言われた | 対象条件のミスマッチ | 年齢・エリア・資格の条件が合うサービスを探す |
| 転職自体をやめたくなった | 転職の動機 | 断って問題なし。時期が来たら再開すればいい |
注目してほしいのは、2行目と4行目です。
担当者との相性が悪いだけなら、サービスを辞める必要はありません。
担当変更で解決することがあります。
「エージェントは使えない」という結論を出す前に、一度試す価値があります。
そして4行目が最も多い誤解です。
「紹介できる求人がありません」と言われると、多くの人は自分の市場価値が低いのだと受け取ります。
でも実際には、そのサービスの取扱範囲から外れているだけであることが少なくありません。
具体的には、次のようなミスマッチです。
- 年齢:20代向けサービスに30歳以上で登録している
- エリア:都市部中心のサービスを、地方在住で使っている
- 経験・資格:経験者向けサービスを、未経験の段階で使っている
これらは能力の問題ではなく、対象範囲の問題です。
地方にお住まいの方は、地方の転職エージェントは使えない?にエージェント以外の探し方を4つ書いています。
そもそもエージェントが合わない地域もあります。
合うサービスに変えれば、まったく違う対応になることがあります。
断った後、どうするか

転職活動を続けるつもりなら、断ったサービスの代わりを用意しておいてください。
「一度断ったから、もうエージェントは使わない」と決めてしまう人がいますが、合わなかったのはそのサービス(またはその担当者)であって、エージェントという手段そのものではない可能性があります。
特に、書類選考で落ち続けている場合は、自己応募だけで進めると同じ結果を繰り返します。
書類だけでは早期離職やブランクを説明できないため、経歴に補足が必要な人ほど、推薦付きで応募できる経路を持っておくほうが有利です。
書類そのものに不安があるなら、職務経歴書の書き方(未経験向け)にコピペできる完成見本を載せています。
経歴に不安がある20代なら、既卒・フリーター・中退・高卒も対象に含める第二新卒エージェントneoが選択肢になります。
すでに他社を使っていて合わなかった方でも、対象条件が合えば対応は変わります。
📱 他社が合わなかった方へ:第二新卒エージェントneo(無料・相談だけでもOK)※18〜29歳対象。
サービスの詳細とデメリットは第二新卒エージェントneoの評判を検証した記事にまとめています。
次の面談が不安な方は、転職エージェントの初回面談の準備をどうぞ。
手ぶらで行って大丈夫です。
30代以上の方、地方で探したい方は転職エージェントおすすめ(総合ハブ)から。
もちろん、転職活動そのものをやめる判断も、まったく問題ありません。
断ったこと自体を、失敗として捉える必要はありません。
そもそも、なぜこんなに断りづらいのか

断りの連絡ひとつに何日も悩んでしまう——これは意志が弱いからではありません。構造的な理由があります。
理由1:先に受け取ってしまっている
面談の時間、書類の添削、面接の日程調整。
断る時点で、すでに多くを受け取った状態になっています。
人は、何かもらうと返さなきゃと思う生き物です。
ただ、それは無料サービスの作り方がそうなっているだけです。
エージェントは、あなたが入社したときに企業から報酬を得る仕組みで動いています。
面談や添削は、その仕組みの一部として提供されているものであって、個人的な貸し借りではありません。
理由2:相手が「人」だから
求人サイトで応募をやめるのは何も感じないのに、担当者に断るのはつらい。
これは当然の反応です。
ただし、担当者にとっては日常業務です。
あなた1人が断ったくらいで、担当者の評価が変わることはまずありません。
理由3:関係が続く前提で考えてしまう
「今後も紹介してもらうかもしれない」と考えると、断りにくくなります。
でも、断ったからといって関係が終わるわけでもなく、続けたからといって義理が生じるわけでもありません。
この3つに分けてみると、断りづらさはかなり小さくなります。
気持ちの問題じゃなくて、そういう仕組みになっているだけです。
気持ちの問題として処理するのではなく、構造として理解しておいてください。
最初に設定しておくと、後で断りやすくなること

断りやすさは、最初の面談で決まります。
これから登録する人、あるいは次のサービスを使う人は、次の3つを最初に伝えておいてください。
1. 検討に時間をかけたいと明言する
「求人をご紹介いただいたら、2〜3日検討させていただいてからお返事します。」
この一言を最初に置いておくと、その場での即答を求められにくくなります。
後から「持ち帰って考えます」と言うより、はるかに自然です。
2. 譲れない条件を1つだけ明示する
「年収より、残業時間を優先しています。月◯時間を超える求人は、応募が難しいです。」
条件を明示しておくと、断るときの理由がすでに共有されている状態になります。「以前お伝えした条件と合わないため」の一言で済みます。
3. 連絡の頻度と手段を指定する
「連絡はメールでお願いします。求人のご提案は、週1回程度にまとめていただけると助かります。」
連絡が多すぎて断りたくなる、という事態そのものを予防できます。
この3つを最初に伝えておくだけで、後の「断りづらさ」は大幅に減ります。
断り方を工夫するより、断る場面を減らすほうが根本的な解決になります。
在職中で連絡が取りづらい方は、転職活動をバレずに進める方法も見ておいてください。
連絡の設定は、バレないためにも効きます。
よくある質問

Q. 断ると、今後その企業に応募できなくなりますか?
選考辞退の場合、一定期間は再応募が難しくなることがあります。
ただし企業によって扱いは異なります。
将来的に応募する可能性があるなら、辞退の連絡は丁寧にしておいてください。
Q. 電話とメール、どちらで断るべきですか?
求人の辞退はメールで十分です。
選考が差し迫っている場合と、内定承諾後の辞退は電話が適切です。
緊急性が高いほど、確実に届く手段を選んでください。
Q. 断ったら、エージェントに嫌われませんか?
断られることは日常的に起きる想定内の出来事です。
むしろ、曖昧な返事で保留され続けるほうが、担当者にとっては困ります。
明確に伝えるほうが好まれます。
Q. 内定を承諾した後に辞退したら、損害賠償を請求されますか?
実際に請求されるケースは限定的とされますが、個別の事情によって判断が分かれる領域です。
トラブルになりそうな場合は、労働局の相談窓口や専門家に相談してください。
まずは、承諾前に十分検討することが最善の対策です。
Q. 内定の返答は、どのくらい待ってもらえますか?
企業によりますが、1週間程度が一般的とされます。
他社の選考結果を待ちたい場合は、その旨を伝えて交渉できることがあります。
黙って返答を遅らせるより、正直に相談するほうが印象は良くなります。
Q. 担当者を変更してもらうのは、失礼ではありませんか?
失礼ではありません。
相性の問題は誰にでもあります。
「別の方にご担当いただくことは可能でしょうか」と伝えれば、多くのサービスで対応してもらえます。
Q. 複数のエージェントを断る場合、順番はありますか?
特にありません。
ただし、選考が進んでいる企業がある場合は、その調整を優先してください。
応募中の企業を放置したまま退会すると、企業側に迷惑がかかります。
Q. 一度断ったサービスに、再登録できますか?
多くの場合、可能です。
ただし再登録の可否や条件はサービスによって異なるので、問い合わせ窓口で確認してください。
Q. 転職をやめることにしましたが、伝えづらいです。
「現職に留まることにしました」の一言で十分です。
理由を詳しく説明する義務はありません。
引き止められても、同じ言葉を繰り返せば終わります。
Q. 断った後、しつこく連絡が来ます。
メールで明確に終了の意思を伝え、記録を残してください。
それでも改善しない場合は、そのサービスの問い合わせ窓口に直接連絡する方法があります。
まとめ|断ることは、権利です
整理します。
- 原則は「早く伝える・理由は簡潔に正直に・感謝を一言」
- 求人の辞退は気軽に。次の希望条件を添えると精度が上がる
- 選考途中の辞退は早さが最優先。差し迫っているなら電話
- 内定承諾後の辞退は扱いが違う。 承諾前に十分検討することが最善の対策
- 退会の理由は「自分のペースで進めることにした」で十分
- 担当者が合わないだけなら、退会ではなく担当変更という選択肢がある
断ることに罪悪感を持つ必要はありません。
エージェントは無料で使えるツールです。
上司でも恩人でもありません。
合わなければ変える。
それだけの話です。
そして、断りたくなった理由を確認してください。
担当者の問題なのか、条件の伝え方なのか、そもそも対象範囲が合っていないのか。原因が分かれば、次に選ぶべきサービスも決まります。
どのサービスが自分に合うかは、20代・未経験の転職エージェント比較で、対象条件と詰まっている段階別に整理しています。
「断ることを考えるだけで、気が重い」あなたへ

断りの連絡ひとつに何日も悩んでしまうときは、転職活動そのもので消耗している可能性があります。
それは気の弱さではなく、判断を続けてきた疲れです。
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